桜の涙
静かなこの通りが
賑やかになる頃
花がひらく姿は
少し悲しい
忘れたはずの面影
曖昧な記憶は
この季節が巡るたび
また溢れてる
ゆらゆら桜の涙
頬をつたい流れて
変わらぬ想いは今も
淡い風の中
今は長すぎた冬が
嘘のように思える
あの日と同じ空を
一人見上げた
ゆらゆら桜の涙
頬をつたい流れて
どんなに離れていても
ひとりじゃないよね
ゆらゆら桜の涙
頬をつたい流れて
変わらぬ想いは今も
淡い風の中
eri
- 2017.03.30 Thursday
- 詩
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